diveintodignityのブログ

心ってなに?人間ってなに?尊厳ってなんだろう?

「五代友厚」という人物との時を超えた出会いから見つけた道

“ 「地位か名誉か金か、いや、大切なのは目的だ」

                 ー 五代友厚(ごだいともあつ) ”

 

先日、寝る前に少し時間があったので分けて観たらいいかという気持ちもあって、

ウォッチリストに入れておいた映画「天外者(てんがらもん)」を

本当に何気なく、見始めたのです。

 

今は残念ながら亡き方となった俳優の三浦春馬さんの遺作ともなるのでしょうか

とても清々しく素敵な作品でした。

 

あっという間に夢中で時間が過ぎてしまい、すっかり寝不足になってしまいました(笑)

 

その寝不足さえも心地良くなるほどの「五代友厚」という人物との

衝撃の出会いがそこにはありました。

 

江戸時代から明治時代にかけて

西洋の属国となる日本ではなく、西洋の産業革命に学び、新しい時代の日本を創る!

その意志のもと、知識を蓄え、イギリスへ渡り、

持ち前のとんでもない発想力を発揮され、

命を懸けて、大阪から新しい日本へ導いた人でありました。

 

刀を捨て、今までの日本をひっくり返す

「今や日本中から嫌われた男だ」

 

時代の変遷の最中、目に見える世界はいつも混乱がつきものです。

ましてや、それまで貫いてきた武士道精神を根こそぎゼロ化してしまうのですから、

それを成そうとするエネルギーは並大抵ではありません。

 

でも日本にはそれができてしまった

なんとも他の国とは一線を画す恐ろしくも力強い国です。

 

そして、そんな国には

日本中から嫌われようとも

誰もが夢をみれる自由を持てる日本を創る!と

嫌われようが、なじられようが、折れない意志を持った人々がいたんですね。

 

日本がここまで西洋の食い物にされることなく、

オリジナルの近代化ができ、自由な国になったのには

そういう人たちがいたからなのですね。

この国の蓄積の歴史を見れば、そういう人々の命の上に成り立っているという

見方もできると思います。

 

その中の1人でもある五代友厚の生き様が映画では描かれているのですが、

僭越ながら歴史に全く興味がなかったもので、

私はこの素晴らしい方にこれまで出会ったことがありませんでした。

 

(後から知りましたが、朝ドラ「朝がきた」で五代友厚役をディーンフジオカさんが

演じられていたそうで、大変人気だったようですね。これから見返してみようと思います。)

 

認識技術を学んで、自分と日本社会、そして世界とのつながりが

一本の糸として明確に見えた今になってこそ、出会えた方でもあると思います。

 

出会う映画をただの娯楽でおさめるのは非常にもったいないんだなと最近よく思います。

 

出会う一瞬一瞬にどんな疑問を持ち、どんな自分になって事件と接続できるか?

 

これができるだけで、自ずと享受するものが変化してくる。

全ては認識次第なのですね。

 

私自身、生まれてから30数年生きてきて辛かったことも多かったです。

 

その苦しみの根幹は

「自分が何者で何をしていったらいいのかが“圧倒的にわからない“こと」

だったのだと思います。

 

自分はなぜここにいるのか?

 

いつも迷い苦しみ、わからない自分を責め続けてきました。

これでもかというくらい自己否定をしまくってきたのです。

 

自分から出てくるものが全て呪われてると思っていたし

死にたいのに死ねない、いつも心がわからなくて暴れ回っていました。

 

そんな心が癒されることは一生ないのだろうと諦めてもいました。

 

暴れても仕方ないのだ もうやめよう、あきらめよう

 

自分の本質、人間の本質がわからないことには世界全部が空虚だったのです。

 

そして、認識技術に出会って、自己否定の仕組みや目的

なぜこんなに答えを求めてやまないのか?

私たち人間が一体どんな現在地でどこからこの世界を観測しているのか?

全てが明確になっていくプロセスを辿ることができました。

 

圧倒的にわからなかったことが

ひとつずつ連鎖するように

毎日毎日明確になっていくのです。

それは摩訶不思議で、

でも、それと同時に疑えば疑うほどに

疑えない確信がどんどん深くなっていくのです。

 

自分と他者、家族、社会、国、世界、宇宙までもが、

そして宇宙もないところから全部が自分に繋がった時に全てが腑に落ちるのです。

 

そして、私は無意識奥深くに押し込めてきた無意識の中

心の根っこまで辿り着きました。

 

幼少期に体験したショックな体験から決めつけた

「寂しい!1人は嫌だ!私に境界線を引かないで!私を仲間に入れて!」

「強烈に孤独な寂しさ」でした。

 

そう、私は心の底から「仲間」と呼べる存在を欲していたのです。

 

それがわかってやっと頑なな自分から力が抜けていきました。

 

なぜなのか意味がわかると不思議なことに執着していた手を

すっと手放すことができるのです。

 

自分が何者で何をしていったらいいのかが“圧倒的にわからない“

 

本当はどんな自分で生きたいのか?

 

そして、この疑問に出会うことができました。

 

そんな時に映画「天外者」を観て

五代友厚”という人物と時を超えて出会うことになったのです。

 

五代友厚の日本中から嫌われようとも、なじられようが、刃を向けられようが

折れない心 不動の心を観て「あぁ、これだ、この生き方だ」

 

私はこんな風に人生を賭して

世のために鮮烈に生きたかったんだ

やっと生きる道を見つけた!

 

そう本気で思いました。

 

今、空っぽで虚しさでいっぱいだった

私の心は歓喜と興奮とわくわくで

満ち足りています。ものすごく幸せです。

 

さぁ、不動の心で生きる道へ!

Dive into Dignity!Always with Dignity!

 

わくわくしてニヤニヤが止まりましぇん(笑)

五代友厚をはじめ、幕末の志士たちのことについて

彼らのエネルギーにもっと学びたいと思います。